基礎編 10/13
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注意すべきこと
サイズ
重さ




サイズ

ページはどのくらいの大きさで作れば良いのでしょうか?これは難しい問題なのですが、最近のノート型パソコンの画面も14インチ程度の大きさが主流になっているようですし、左右480〜550ピクセル程度で綺麗に表示されるレイアウトが妥当な所ではないでしょうか。
ホームページのデザインの難しさの一つが、出来るだけ多くの人の環境に(モニタサイズや表示の違い)合わせたレイアウトを組まなければならない、ということを前のページで書きました。そこで、タグの組み方を工夫して、画面のサイズに合わせてレイアウトが変化するなど、小さい画面にも大きい画面にも対応できるように制作することもできます。
しかし、一見便利そうに思えるこの可変レイアウト(ブラウザのサイズに合わせて変化するレイアウト)も注意しなければならないことがあります。この行の文章はわざとフォーマットを崩して、ブラウザの幅に合わせて文字数が変化する可変レイアウトにしてあります。これを大きなモニタで見るとどうでしょう。1行に書かれている文字数が多すぎて、とても見づらい物になっているはずです。人間の目はそれほど多くの文字を追うことができませんので、次の行へ目を移そうとするときに、視線が迷子になってしまう怖れがあります。
小さいサイズに合わせたレイアウトを崩さずに、大きい画面では全体を真ん中に(もしくは左右端に)表示することも可能です。例えばこのページは左右500ピクセル固定で、常に画面のセンターに配置されるように作っています。私自身としては、500ピクセルもまだ1行の文字数が多いと感じていますが、大型のモニタで見たときのバランスを考えると、このくらいかな、と思っています。
縦にも横にもスクロールしなければならないページは、とても見づらいものです。せめて左右幅が小さい画面でも入りきるように作ってあれば、縦スクロールだけで全体を見渡すことが出来て、読みやすくなると思います。




重さ

アクセスしてもなかなか画面が表示されず、イライラした経験は誰にでもあると思います。これは自分のつないでいる回線がISDN・ADSLか、アナログモデムか、またプロバイダのバックボーンの回線の太さなども要因の一つですが、やはりそのページの重さが主たる原因です。重たいページは、せっかく訪れてくれた人をイライラさせるだけでなく、その人の電話代にも跳ね返りますので、表示される前に諦めて他のホームページへ行ってしまう可能性が高くなります。
制作中は画面にローカルで表示しているため、重たい画像を使っても結構早く表示されます。しかしこれをいったんサーバーにアップロードして電話回線を通じて表示すると、思っていた以上に重く感じるはずです。
では、どのくらいのページが「重い」「軽い」と言われるのでしょう。一般に1ページ分のHTMLファイル、およびそこに使われている画像などの合計を、50KB以内に抑えることが良いとされています。もちろん軽ければ軽いほど快適です。上限は80KBが限界と思っていて下さい。よほどその人にとって価値のある情報がない限り、重たいページは敬遠されますのでご注意を。
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