基礎編 1/13
| Homepageの仕組み | HTMLで出来ること | 注意すべきこと |
Homepageの仕組み
ホームページの仕組み




ホームページの仕組み

あなたはすでに、インターネットに接続してホームページを見るための知識を身につけています。ではどうやってあなたの目前のモニタに、私がこうして作っているページが現れているのかご存知でしょうか?
最初にその仕組みをザッと紹介します。今はまだ理解できなくても結構です。実際に制作に入ればおのずと解ってくると思います。

ホームページは基本的にHTMLと呼ばれる文章で出来ています。そう、文章なのです。写真を除けば、テキストはもちろん、表組みだって背景色だって、みんな文章で出来ているのです。ピンとこないかも知れませんが、この文章とは、いわば設計図のようなもので「ここに写真を配置する」とか「この文字は赤で太くする」といった命令が書かれています。ホームページの正体はこの文書だと思っていただければ良いと思います。
つまりあなたが「ホームページを作る」という作業は、その「文章を書く」ということに他なりません。

その文章(設計図)をHTMLと呼びます。HTMLはプラモデルの設計図のように、図で「写真Aはこの位置」とは説明しません。あくまで言葉で「写真Aは右上に配置」と書きます。ですのでワープロソフトでも、メモ帳・シンプルテキストでも、文字を入力できるソフトさえあればホームページを作ることができるのです。
ただし、その文章は日本語ではありませんし、英語というわけでもありません(かなり英語に近いですが)。では何かというと、タグと呼ばれる言葉で書かかれているのです。タグもプログラミング言語の一種で、つまりコンピュータが理解できる言葉のひとつです。ここで「難しそう」ひるまないでください(笑)。他のプログラム言語と違い、HTMLのタグは非常に間単に書くことができるからです。

例えば…

<FONT SIZE=4 COLOR=Red>この文字をサイズ4で赤くしたい</FONT>
と書けば

この文字をサイズ4で赤くしたい

という具合です。<>でくくられた部分が「タグ」です。ほとんどの場合中学生でもわかるレベルの英単語で出来ています。上の例は<次の文字はサイズを4に、色を赤にする>○○<命令ここまで>という内容です。
「難しそう」と感じますか? もしくは「めんどくさそう」でしょうか? 「そんな事をしなければならないのなら、ホームページはあきらめる」と思われる方は、ホームページ制作ソフトをお使いください。最近の制作ソフトは実に良く出来ていて、このような面倒くさいことを自動でやってくれますので、いちいちタグを気にしながら作る必要はありません。しかし制作ソフトで作るにしろ、ある程度このタグの知識を持っていれば、制作時に応用が利いて、もっと自在に作れるようになると思いますので、一度トライしてみてはどうでしょうか(無理には進めませんが)。タグの仕組み自体は非常に単純なもので、すぐに誰でも使えるようになれます。インターネットが爆発的に普及したのも、このHTMLの命令文「タグ」が簡単に習得できる言語だったからです。

もう一つ。このHTML文章と写真ファイルがパソコンの画面にきちんと表示されるのは、基本的に今あなたがお使いのブラウザソフトが行っています。他人のホームページを自分のパソコンに表示するまでには、あなたのパソコン、あなたが契約しているプロバイダのコンピュータ、制作者のプロバイダ(もしくはサーバ)のコンピュータ、また、その間にいくつかのコンピュータを稼働することにないます。しかし、HTMLファイル、つまり設計図を組み立てて画面に表示するのは基本的にあなたのパソコンが一人でやるのです。CGI・SSI等の例外もありますが、プロバイダのコンピュータ等は全て倉庫と道案内役でしかありません。
ですので、あなたのパソコンでHTMLファイルを作れば、インターネットにつながなくても制作したホームページを見ることができます。これをローカル表示と言います。ローカル表示が可能だからこそ、いちいち電話代をかけなくても制作状況を確認しながら作り込んで行くことができるのです。
ただし一つだけここで注意していただきたいのは、ローカルの表示は電話回線を通じてデータを運んでこない分、とても表示が早く画面がサクサク動くということです。これをサーバーにデータをアップロードしてみんなに見てもらえるようにすると、比べものにならないくらい表示が遅くなります。ですので、制作中に感じる動作速度を基準には考えないでください。最終的にはサーバにアップロードして動作を確認しなくてはならないのですが、制作中の目安としてどのくらいのデータを作ると重く感じるのかは、後ほど「注意すべきこと」の中でご紹介します。

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