リンクを張るには当然ながら、リンク先のページを作らなければなりません。第二階層以下のページの作り方は次の章でやることにして、とりあえず今はダミーのリンク先ページを作っておきましょう。ダミーですので簡単でいいのですが、解りやすいように各リンク先のページはBODY BGCOLORで違う色を付けておくことにします。それぞれのファイルは全て「index.html」とし、各ディレクトリ内に入れておきます。

別に「index.html」という名前でなくてもいいのですが、index.htmlというファイルがそれぞれのディレクトリにあると、見に来た人にディレクトリの中を覗かれずに済む、というメリットがあります。試しに現在表示しているブラウザのURL欄の「2801.html」を消して「img/」と入力してみてください。imgフォルダの中身の一覧が表示されると思います。これはimgフォルダの中にindex.htmlが無いからです。フォルダ、つまりディレクトリの中の特定のファイルを指定しないでアクセスした場合、ブラウザはまずindex.htmlを探してアクセスします。index.htmlが無い場合は、どのファイルにアクセスしてよいのか解らないため、この一覧が表示されてしまうのです。プロバイダによってはセキュリティが働いて、一覧が見えないようになっている所もありますが、そうでない場合、自分の作っているサイトの中身を全て他人に見られてしまうことになります。この例のようにたとえ画像だけを収納したディレクトリであっても、ダミーの（中身は何も書かなくても結構ですから）index.htmlという名前のファイルを置いておくことをお勧めします。

話がそれましたが、下のHTMLを参考に「profile」「macintosh」「travel」「enquete」の4つのディレクトリ内にそれぞれindex.htmlを置いて下さい。一応タイトルも変えておきました。

●<A HREF="n">文字列・または画像</A>
準備は出来ましたか？ではさっそくリンクを張ってみましょう。リンクのタグはAです。シンプルですね（笑）。ただ、オプションタグのHREFはほとんどのリンクに付いて回りますので、A HREFと、セットで覚えた方が良いでしょう。パラメータにリンク先ファイルをパスで指定します。リンクボタンになる文字を閉じタグ</A>で挟みます。
出来上がったらリンクを張った文字をクリックしてみましょう。先ほど作ったダミーのページへちゃんと飛びますか？

profileページへのリンクの例
<A HREF="profile/index.html">profile</A>

画像をリンクボタンにするにも全く同じやり方です。先ほど作ったprofileディレクトリのindex.htmlにトップページへ戻るボタンを作ってましょう。トップページへ戻るボタンは「BTonTop.gif」です。サイズは幅96、高さ26ピクセル、名前は「トップページへ」とでもしておきましょう。リンクの相対パスは解りますか？「../index.html」ですね。画像の在処を指定する相対パスも間違えないように注意して下さい。他のページにもトップページへ戻るボタンや、他のページ同士へリンクを張ってみるなど、色々試してみて下さい。