HTML編 03/51
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これだけは知っておこう
絶対パスと相対パス
拡張子




絶対パスと相対パス

ホームページにはリンクの機能は欠かせません。他人のサイトへジャンプするのはもちろん、自分のサイト内で次のページや任意のページへジャンプするにも、リンクの機能を使います。この「どのページへジャンプする」というタグを書くとき、ジャンプ先のページを指定するための道案内を「パス」と言います。この「パス」には2種類の書き方があります。ひとつは「絶対パス」、もう一つは「相対パス」といいます。
絶対パスとは、例えば私の事務所の場所を聞かれたとき「東京都新宿区○○町○丁目○番地○号○○○マンション○○○号室」というように住所をフルに答えるような物です。これだと日本中どこにいても、その場所を特定できます。
これに対し相対パスは「この道をまっすぐ行って、3つ目の信号を左、つきあたりの八百屋の隣のマンションの○○○号室」というように、今自分がいる場所を起点として、道順を説明するようなものだと思ってください。
具体的には絶対パスはhttpで始まるURLのことを指します。そのため「フルパス」という言い方もします。他人のサイトへリンクを張る場合、こちらを使います。相対パスは次ページの「ディレクトリの構造」で書き方を説明しますが、「/」や「../」を使って指定します。通常、自分のサイト内で他のページへジャンプする時や、画像をページに貼る場合の画像の在処を指定するには、この相対パスを使います。相対パスを使わずに全て絶対パスで指定しても、基本的にはリンクは機能しますが、非常に煩雑になりますので相対パスの書き方を覚えてください。




拡張子

コンピュータでファイルを制作した場合、ファイル名の後ろに拡張子というものを付けます。拡張子はMacintoshでは必要有りませんし、Windowsでは見えないようになっていますので、普段気にしたことの無い方も多いと思いますが、ホームページを最終的にアップロードするプロバイダなどのコンピュータは、UNIXというコンピュータの場合がほとんどです。拡張子を付け忘れると、せっかく作ったファイルがHTMLファイルなのか、画像ファイルなのかコンピュータには判断がすることが出来ません。
お約束としてHTMLファイルのファイル名の後ろには「.html」を、画像ファイルにはJPEG形式の画像は「.jpg」を、GIF形式の画像には「.gif」を付けます。
「.html」は「.htm」でも構いません。この「.htm」は、拡張子を3文字しか理解できなかった古いDOS系の機種のためにある拡張子ですが、現在はそれほど3文字にこだわらなくても良いと思います。
また前ページでタグは大文字でも小文字でも構わないと書きましたが、ファイル名の場合はこだわります。UNIXというコンピュータは大文字と小文字を区別しますので、ファイル名に小文字を使ったら、リンクパスの指定にも小文字を使わなければ、リンクファイルを探し出せないのです。もちろんファイル名に大文字を使ったら、リンク指定にも大文字を指定してください。

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